洗浄成分と洗顔/ブライトニングソープ配合の洗浄成分は大丈夫なの?

mecsome4.jpg

酵素コスメ・メゾコームのブライトニングソープに配合されている洗浄成分を調べてみました。薄いメイクなら落とせるという洗浄力は強すぎて肌負担が大きいのではないか、また、その洗浄成分は何でしょう。

そもそも、なぜブライトニングソープ配合の洗浄成分を調べてみようと思ったかというと、一般的に固形石鹸の洗浄成分は「石ケン素地」だと思っていたのに、成分表示には、表示されていなかったからです。

成分表は、配合量の多いものから順に上から表示されているので、水の次に記載されている「PGとは、なんぞや?」が調べ始めたきっかけです。


■PGとは?

PG(プロピレングリコール)は、グリセリンに似た外観、特性を示す無色、無臭の透明な液体で、水酸基があるので、皮膚への浸透性がよく、粘土が低いためさっぱりとした使用感の成分。

水やアルコール類に溶けやすい性質を持っており、保湿効果、抗菌効果に優れ乾燥から肌や毛髪を守り、微生物の繁殖を抑える目的で配合されたり、可溶化剤として、防腐性を高めるためにも使われています。

※PGは主体となる成分のようなので洗浄成分かと思ったのですが、どうやら違うようです。


■石ケン成分

酵素コスメ・メゾコームのブライトニングソープに配合されている石ケン成分は、ステアリン酸Na、ミリスチン酸Naのようです。

石ケンは、ヤシ油、パーム油、パーム核油、牛脂などから取り出した脂肪酸と水酸化ナトリウムを反応させて作られ、原料の脂肪酸の種類によって、ステアリン酸なら「ステアリン酸Na」、ミリスチン酸なら「ミリスチン酸Na」ということになります。

ステアリン酸Naは、バーム油由来のステアリン酸と、水酸化ナトリウムを反応させて作られた石ケンで、洗浄力はあるけれど硬くて起泡性が貧弱なため、ステアリン酸Naだけで作ると、硬くて泡立ちの悪い石鹸になるようです。

ミリスチン酸Naは、ヤシ油やパーム油から抽出された脂肪酸のミリスチン酸が原料になっていて、起泡性が良いので泡立ちの良い石鹸が作れます。

石ケン成分だけだからと「界面活性剤フリー」を売りにしているケースもありますが、石ケンも界面活性剤の一種なので、過剰な宣伝に惑わされないようにすることも大事ですね。

>>>石ケン素地は危険?/石ケン素地も界面活性剤って本当なの?


■合成界面活性剤

酵素コスメ・メゾコームのブライトニングソープに配合されている洗浄成分は、「石けん成分」ということが分かり、それなら使い続けても良いかなと思ったのですが、ラウレス硫酸Naは、合成界面活性剤の一つでした。

硫酸とついているだけでも、なんだか危険なイメージがしますよね。インターネット上でも、「とにかく避けるべき成分」としているサイトも多いようです。

ラウレス硫酸Naは、洗浄力や脱脂力が非常に高いため、皮脂や水分を除去しすぎてしまう可能性もあるようなので、皮膚への負担が多くなることも考えられます。

ラウレス硫酸Naとよく似た成分に、ラウリル硫酸Naというのがあり、こちらは分子量が非常に小さいので肌に浸透していきやすいため危険視されていますが、ラウレス硫酸Naは、ラウリル硫酸Naの刺激性を緩和した成分で、分子量が大きく、皮膚に吸収されにくくなっているようです。

ラウレス硫酸Naは、皮膚に吸収されにくくなったとはいえ、洗浄力が強い合成界面活性剤なので、いかがなものでしょう。シャンプーによく使われる成分のようですが、洗顔石鹸に配合されているのは、うーん、どうなんだろ!と躊躇するところです。

色々と調べてみた結果、「洗顔石鹸選びに失敗したかな」と思ったのは、ラウレス硫酸Naを配合していたので、使い続けると皮脂の落とし過ぎでガサガサになるんじゃないかと思ったからです。

でも、口コミを見てみると、汚れをしっかり落とせて洗い上がりはしっとり感もあり、満足度が高いようで、公式サイトの発表によるとリピート率も93%なんですよね。

少し、辛口評価になってしまいましたが、私は化学者ではないのでご参考まで!




| 美容 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする